2016年2月16日火曜日

ニュージーランドでレンタカーを借りるとき、独力が試される

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日本が特殊だと思うが、日本以外の国でのサービスは、日本人の視点から見るとまったく不親切に見える。だけどそのレベルのサービスが世界的には標準なのだから、諦めて独力で対応しなければならない。
クライストチャーチでハーツのレンタカーを予約しておいた。
車種はトヨタのカムリ、ナビゲーション機能付きのオプションも選択した。

ハーツレンタカーの受付はクライストチャーチ空港の到着ロビーにあるので、ここで予約番号を言えば基本的にすぐレンタカーは使える。
事前にニュージーランドでのレンタカー事情をネットせ調べたら、AER(車両損害補償制度)の保険オプションは付けておいた方が安心との記述があった。
今回は初めての国際免許での運転の上、道路事情も日本と違い、もしかしたら車に何かしら損害が起きることを考えてAERのオプションを窓口で申し込んだ(10日間で2万円程度かかった)。

さらにガソリンは通常満タン返しになるが、これも事前に借りる車に満タンチャージ済みのガソリン代を、ここで事前に支払えば空で返却でき、しかもガソリン代は割安だと説明があったので、そのオプションを選択した。

これで契約手続きは終了し、書類とキーとナビゲーションシステム(シガレットライターから電源をとるポータブルな機器)を受け取って、外の駐車場に行って自分が予約した車を探して乗って出るように言われた。
日本のレンタカー会社は「この車でございます」と車まで案内してくれるが、こういうサービスは外国には無い。

幸い車はすぐ見つかった。
乗車してナビゲーションシステムの電源を入れたが、ナビゲーションの機器が作動しない。

不具合かと思い、窓口まで引き返して「ナビゲーションが動きません」と伝え、「交換してもらいたい」とも伝えた。
係員は「あなたがそうしたいなら交換します」と言い、別の機器を持って来てくれた。
日本では簡単に機器だけ交換せず、車まで行き、なぜ機器が動かないのか原因をすぐに調べる行動を係員はとるだろう。でもそうしないのが外国の標準。

車に戻り、交換した機器で再度電源を入れたが、また動かない。
多分これは車に原因があると考えた。

幸い近くの返却手続き事務所にハーツの別の係員が居たので「交換したが連続で動かない」と申し出た。別の車で機器をテストしたら作動した。しれで私が予約した車の電源機能が故障していると判断できたので、その係員は予約窓口に電話し、急遽別の車にチェンジする手続きをした。
この手続き変更は短時間で済み、私としては満足な対応だった。

車はカムリからマツダ6に変更されたが、これは悪くなかった。

日本では誰か係員に「動かないよ」と訴えたらその後は彼らが全て自律的に対応するのと違い、外国では自身が主役になって複数の係員に申し出て、要求を伝え、交渉しなければならない手間が要るが、世界標準に慣れるために、日本ではできないこのような独力でのやりくりを体験することは観光のひとつのテーマになると思う。

さらに、レンタカーを借りる前に車体に傷の有無と、傷の箇所をチェックすることが日本に限らず外国でもやるべき行動だが、上述の対応でこれを忘れていた。

書類上どうなっているのかと確認したら、なんと「傷無し」となっている。
確かに車体に傷は無さそうに見えるが、客と確認しないで書きこまれているとは思わなかった。

ただこの車をクイーンズタウンで返却したとき、傷の有無の確認は無かった。
車は返却専用の駐車場に入れ、返却窓口で駐車スペース番号を伝えてだけで完了してしまったから、返却時に傷の有無をチェックするという手順が元々無いのかもしれない。不思議だが。

傷が後で発見された場合、契約時に伝えたクレジットカードから修理代を引き落とされるのかもしれないが、これは想像でしかない。いったいレンタカーの傷の修理代はどうされるのだろうか?

こういう不安が後でつきまとわないようにAERを追加したが、これがどう機能するかも今回は分からなかった。

ニュージーランドでのドライブは後に記事投稿するつもりだが、とても快適で楽しかったので、再度いつかまたニュージーランドをドライブしたいと思うので、レンタカーの保険と警察を呼ぶに至らない単なる車の傷つけの後処理はどうなるのか、引き続き調べたいと思う。

ハーツレンタカーについての満足度は上述の借りるときの煩雑さを除けば高い。
主な高い理由は、日本では電話で日本語で予約状況や問い合わせがすぐできるところ。契約番号さえ伝えれば即答が得られる。
借りた車は期間中何もトラブルが無かったが、これは走行約1万キロメートルのほぼ新車で、かつ日本車だったことが理由だと思う。

ハーツレンタカー
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ハーツレンタカー(ニュージーランド)

ハーツレンタカーではさまざまな車種を扱っているが、ダッシュボードのスイッチ類の配置がどれも同じでなく、日本車以外ではたとえばウィンカーを出そうとしたらワイパーが作動するようなことがかつて起きたから、基本的スイッチレイアウトが似ている日本車を借りるのが無難だと思う。搭載されているマニュアルも英語で書いてあるけど、書き方や説明要領は日本語版を翻訳したものだから、慣れているので分かり易い。
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