2016年3月21日月曜日

ペナン島旅行を制したいのなら、ラピッドペナンバスを制するといいデス!

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マレーシアの主な都市には「ラピッドなんどか」という都市交通バスが運行されている。
ペナン島では「ラピッドペナン(rapid Penang)、クアラルンプールでは「ラピッドKL」というように。

バス車体の配色は、ロンドン地下鉄とそっくりのグッドな色彩。
この写真のような。

車輌は日本のバスとそっくり。スカニアというスウェーデンの自動車会社製。だから信頼できる品質のバス。

さらに、ペナン島に走る路線バス特有のメリットで、
路線が比較的シンプルだから、慣れやすい、勘でだいたいどこを走っているかが掴みやすいと言え、たとえばコムターの円筒形ビルが見えたらジョージタウン付近に近づいたな、とかなんとか、地図を見ながら乗ればなんとかなる公算が強いと・・・言えます。


慣れるにはバスの系統から「あの系統はどこを走るバス」を理解するのががミソ。ただこれもそう難しくはありません。

これはフェリー乗り場からコムターを経由して、ペナン島の西にある世界最小の国立公園方面まで行く101系統。フロントガラス下に101と書いてあるからスグ分かる。


またこれは201系統だから、内陸方面行きだとか、

これは「FREE SHUTTLE」と書いてある通称CATバス、ジョージタウンを周回する無料バスだとか、知れば乗るべきバスが分かり易い。


これらの基本情報はラピッドペナンの路線図から分かるけど、英語兼マレー語版しかサイトになく、文字が細かすぎて小型ディスプレイでは判読できないなど、使い勝手の課題はあるけど、これを無理して読んで、現地で覚えてラピッドペナンを乗りこなす意義は大きい。
↓↓↓
ラピッドペナンバスの路線図へのリンク(英語)


料金はバスに乗るときに行先を運転手に告げ、現金で支払う。
これが乗車券。
回収しないから乗車中だけ持っていればいい。
現在はこの写真の値段(2リンギット)より少し値上がり気味だけど、一回の一人分乗車賃はせいぜい数十円だから日本の半分以下の料金水準。今のところ(2016年)安い!


さらにペナンに一週間滞在してバスをたくさん使うなら、
海外旅行者専用のラピッドペナンパスポートを買うと便利。
30リンギット(千円もしない)で一週間乗り放題。ポケットバスマップもついている(アバウトだけど重宝)。

ラピッドペナンパスポートはフェリー乗り場(JETTY)もしくはコムターバスターミナル付近にある「小屋」みたいなインフォメーションセンターでパスポートを見せて購入できる。
写真はコムターバスタ―ミナルにあるインフォメーションセンターの小屋。
この写真のビル下がバスターミナルになっている。

大きなバスターミナルは・・・
1.フェリー乗り場
ここは路線図には「Weld Quay」とあるけど、バスの表示は「JETTY」となっている。発音はそのまんまジェティーだから、バスに乗って「アーユーゴーイングトゥージェティー?」なんて言えば行くか行かないかが分かる。
どこで目的のバスに乗ったらいいかが分からない場合、まず「JETTY」と表示ばあるバスでフェリー乗り場バスターミナルに行き、そこから改めて目的地行きのバスに乗ればいい。

ここがフォリー乗り場「ジェティー」

さまざまな行先のバスがここを起点としている場合が多い。(もちろん例外もあるけど)

2.コムター
コムターはジョージタウンに一本だけ煙突のように高い丸いビルが目立つ、それがコムター。そのすぐ横のビル下がコムターバスターミナルになっている。

ここは、ジェティーを出発したバスが途中で寄る大きなバス停の位置づけ。
だから目的地までの往路で乗るにはこの大きなバス停の集まり風バスターミナルから乗る。

帰り道(復路)では、このターミナルには寄らずに、近くの路上のバス停に停車するから「外をよく見て、上の写真にあるコムタービルが見え、すごく接近したら降りる」が、コムターを使いこなす技になる。

ラピッドペナンの難しいところは・・・
1.運行時刻が分からない
始発と最終を除き、時刻表が公開されていないから、バス停で待っているしかない。しかし主要路線は10分おきとか長くても30分間隔ぐらいで運行されているみたいだから、のんびり構えていればやがて来る。
問題は島の西側などフルーツパークなどを果敢にもバスで行く場合は慎重な調査が必要。
運転手に時刻を聞くとか、目的地のパークなどの事務所で聞くとか、ときとして乗客が手帳を取り出して教えてくれることもあった。ラピッドペナンの乗りこなしは奥が深いデス。

2.運転がけっこうスリルある
日本の穏やかな運転の路線バスに慣れた人にはレーシングカーに乗せられた感じがする。だからそれを「面白い!楽しい!」と思える人にはまた乗りたくなるバスである。が、そうでない日本人もいるかも。

3.バス停がよく分からん
バスを降りるときは問題ない。目的地に接近したら降車ボタンを押せば止まるのは日本とまったく同じ。だけど乗るとき、どこがバス停なのか分からん場所がけっこう多い。
ジョージタウンから離れるほど、そういう知る人ぞ知るバス停頻度が増える。
こればかりは「ははーん、あそこがバス停なんだ」とバスの動きを観察して知るしかなさそう。


ペナン空港からもラピッドペナンで一人100円程度で街まで出られる。
乗り場は空港を出たら左手方向を探すと、バスかバス停がみつかる。

空港からはタクシーか送迎車を使うもの、と決めつけないで、明るい時間帯ならバスを使えばすごく安上がり。

だけど深夜にホテルに到着した私達は「そんなことやめなさい!」と、ホテルに着いたら日本人ホテルスタッフに叱られた。
「こんな遅い時間に、何があるか分からないですよ」
「だいたい、こんな夜更けに路線バスに一時間も乗ってここに来た人は、あなたがたが初めてです」
なんて呆れられた。

今までペナンに3回旅行したが、他人から危ない思いをさせられたことは一度もない。スリや置き引きも無い。だけどアンラッキーにもそういう目に遭う人もいるらしく、一応暗くなってからの路線バスは遠慮した方がいいらしい。(だけどどうしてもそう危険には思えない、車内にはセキュリティーカメラもあって犯罪抑止力になていると思うけど)

そのとき空港から乗ったバスが最終の午後11時ぐらいに発車するヤツで、タンジュンブンガにあるホテルに着いたのが深夜の12時を過ぎていたから、ホテルの人はそう言ったのかもしれないが。
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